Pythonの基本文法 〜演算編〜

Python

こんにちは、ぼりたそです!今回はPythonの基本文法である演算についてまとめた記事を作成してみました。

この記事は以下のポイントでまとめています。

Point
  • 四則演算
  • 文字列の演算
  • 変数を使用した演算
  • 複合代入演算

Pythonの文法はいくつかありますが、その中でも演算は大事な基本ですのでPythonを学び始めた初心者の方は必見です!!

四則演算

Pythonでは算術演算子を用いて足し算や引き算などの演算が可能であり、算術演算子とは「+」、「ー」といった演算子です。算術演算子にはいくつか種類があり、下に一覧を記載します。

演算子処理内容
足し算(加算)
引き算(減算)
*掛け算(乗算)
/割り算(除算)
//割り算の商
%割り算の余り
**べき乗

これらの演算子を使用して計算をしたサンプルコードが下のようになります。

print(10+1)
#出力結果
#11

print(10-1)
#出力結果
#9

print(10*2)
#出力結果
#20

print(10/2)
#出力結果
#5

print(11//2)
#出力結果
#5

print(11%2)
#出力結果
#1

print(10**2)
#出力結果
#100

文字列の演算

先ほどの四則演算の例では数値を用いていましたが、足し算と掛け算に関しては文字列を使った演算も可能です(文字列の連結)。ただし、割り算や引き算などは実行できないので注意して下さい。

下に文字列の演算を実行するサンプルコードを示します。

print('ぼり'+'たそ')
#出力結果
#ぼりたそ

print('ぼりたそ'*3)
#出力結果
#ぼりたそぼりたそぼりたそ

print('ぼり'-'たそ')
#出力結果
#TypeError: unsupported operand type(s) for -: 'str' and 'str'

print('ぼり'/'たそ')
#出力結果
#TypeError: unsupported operand type(s) for /: 'str' and 'str'

文字列にて引き算や割り算を使用するとTypeErrorが出力されてしまいます。str(文字列のデータ型)同士の引き算や割り算はPythonではサポートされていないようです。

変数を使った演算

これまで数値や文字列を使用した演算の例をお見せしましたが、変数を使用しても演算は可能です。

下の例のうち例1では変数aに10をbに2を代入しています。その後a+bという計算をすると出力結果は12となり、変数に代入された10と2が加算されていることがわかります。

例2ではaに’ぼり’、bに’たそ’と変数に文字列を代入した後にa+bを計算しています。出力結果は’ぼりたそ’となっており’ぼり’と’たそ’の文字列が連結されたことがわかります。

また、例3のように変数aに10を代入し、数値型である2を足すことで出力が12となっています。このように変数にそのまま数値を加算しても計算は可能です。ただし、数値と文字列同士の計算はできないので注意しましょう。

#例1
a = 10
b = 2

print(a+b)
#出力結果
#12

#例2
a = 'ぼり'
b = 'たそ'

print(a+b)
#出力結果
#ぼりたそ

#例3
a = 10

print(a+2)
#出力結果
#12

複合代入演算

先ほど変数を使用した演算について触れましたが、a = a+2のように変数aに2を足した数値を再度変数aに代入する場合には複合代入演算子を使用してa += 2のように表すことができます。複合代入演算子は以下のようなものが存在します。

複合代入演算子意味
+=変数に足した数値を再度代入
-=変数から引いた数値を再度代入
/=変数を割った数値を再度代入
*=変数に掛けた数値を再度代入
**=変数に乗じた数値を再度代入
%=変数を割った余りを再度代入
//=変数に割った商を再度代入

一覧を見ただけではよくわからないと思いますので、サンプルコードを以下に示します。

a = 10
a += 2
print(a)
#出力結果
#12

b = 10
b -= 2
print(b)
#出力結果
#8

c = 10
c /= 2
print(c)
#出力結果
#5

d = 10
d *= 2
print(d)
#出力結果
#20

e = 10
e **= 2
print(e)
#出力結果
#100

f = 10
f %= 3
print(f)
#出力結果
#1

g = 10
g //= 3
print(g)
#出力結果
#3

サンプルコードには数値を使用した演算のみを記載しましたが、加算や乗算などでは文字列を使用した演算も可能ですので是非試してみて下さい。

終わりに

以上、Pythonの基本文法〜演算編〜ということで解説しました。よく分からないなどありましたら気軽にご質問ください。ご質問はお問合せより連絡いただけると嬉しいです。

また、Pythonの基本文法についてはシリーズ化して投稿して行きますので、少々お待ち下さい。

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